Eucalyptus環境を使ってみる(その1)
クラスメソッドではAWSのソリューションパートナーとして認定を受けており、今後ますますクラウド環境に触れる機会が増えてくると思います。 そこで社内メンバーでもお手軽にクラウドを疑似体験できる環境を用意すべくEucalyptus環境を用意することにしました。
AWSとEucalyptusの大きな違いは、Amazon EC2がパブリッククラウドであるのに対し、Eucalyptusはプライベートクラウドとして利用されることを前提に作られている点です。
プライベートクラウド。。。 う~む、クラウドのコンセプトに逆行している様な感じもします。 大企業では事業部が会社みたいなものだから、その大企業の情報システム部が各事業部に対してクラウドを提供する。 スモールパブリッククラウド?みたいな感じで考えればいいのでしょうか。。。
まぁ感想はほどほどに今回は構築予定の環境紹介までをまとめてみました。
まず構成は下記のような最小構成を採りました
- Cloud ControllerとCluster Controllerの役目を担う物理的なマシン1台
- Node Controller 仮想マシン(インスタンス)を制御する物理的なマシン1台
- ハブ1台
AWSで言うところのS3についてはEucalyptusではWalrusがその役目を担います。 ※このWalrusはCloud Controllerが稼働しているマシンに同居させる前提にします。
下記が今回セットアップするプライベートクラウドの構成イメージです。
次回はOSのインストールから実際の手順をまとめたいと思います。